機能性表示食品とは

「機能性表示食品」とは、企業の責任において、科学的根拠にもとづいた機能性を表示した食品のことです。販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたものです。ただし、特定保健用食品とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではありません。機能性表示食品のパッケージには、「身体的疲労感の軽減」、「脂肪の吸収を穏やかにします」というような文言が表示されています。このような文言を表示するにあたり、企業は、表示したい「健康への働き」や「安全性」を証明する届出書類を作成し、消費者庁に提出します。「健康への働き」については製品の臨床試験や成分の文献調査等によって証明します。「安全性」については動物・人に対する実験結果や既存の学術論文の調査などによって証明します。また、加工食品の製造施設や生鮮食品の衛生管理や規格外製品の出荷防止等の体制を整えることが義務づけられています。 機能性表示食品は、これらの届出と体制を整え、消費者庁から届出を受理された後、健康への働きを食品に表示することが出来るものです。